最古のアダルトグッズは旧石器時代「石製ディルド」だった⁉︎古代から現代までのグッズの歴史

アダルトグッズ
アダルトグッズ | 歴史・文化

女性用アダルトグッズの歴史を徹底解説
古代から現代まで、タブーを超えた
「快楽の道具」はどう進化したのか

いつ生まれた?誰が作った?日本と海外の違いは?利用者の変化まで詳しく解説

「女性用アダルトグッズっていつから存在するんだろう?」と思ったことはありませんか?実は、女性が快楽のための道具を使ってきた歴史は、はるか古代にまで遡ります。現代のような洗練されたシリコン製バイブレーターが登場するまでには、数千年にわたる人類の歴史と、社会・医学・テクノロジーの変遷が絡み合っています。

この記事では「最初のアダルトグッズはいつ生まれたのか」「それまで女性は何を使っていたのか」「どの会社が開発したのか」「日本と海外の違い」「利用者の推移」まで、女性用アダルトグッズの歴史を時系列で徹底的に解説します。

“人類が快楽を求めることは、文明の誕生と同じくらい古い。アダルトグッズの歴史は、女性の性と自由の歴史そのものでもある。”

📊 まず現代の数字を見てみよう

歴史に入る前に、現代における女性用アダルトグッズ市場の規模を把握しておきましょう。

$40B+
世界のセックストイ市場規模(2024年推計・年間)
約50%
日本の女性のアダルトグッズ使用経験率(諸調査平均)
平均2〜3本
使用経験者の所持本数(国内調査)

現在、世界のアダルトグッズ市場は急成長を続けており、特に2020年以降のコロナ禍でオンライン販売が急拡大。女性向け製品のカテゴリーが市場の中心になりつつあります。こうした状況に至るまでには、長い歴史がありました。

🏺 古代〜中世:人類最初の「代用品」と初期のグッズ

最初のアダルトグッズは「石製ディルド」——約28,000年前

現在確認されている最古のアダルトグッズは、約2万8,000年前(旧石器時代)のドイツ・ウルム近郊で発見された石英岩製のディルドです。全長約20cm・直径約3cmで、丁寧に研磨された形状をしており、性的使用目的だったと考えられています。ただし宗教的・象徴的な意味合いも持っていた可能性が指摘されています。

古代エジプト(紀元前3000年頃)では、パピルスや木材・象牙・皮革で作られたファルス(男性器型の道具)が存在したとされ、クレオパトラも蜂の入った中空のヒョウタンを使ったという伝説が残っています(信憑性は不明)。

古代ギリシャ・ローマでは「オレスボス(ólisbos)」と呼ばれる革製や木製のディルドが文献に登場し、詩人サッポーも乳母島レスボスでの女性間での使用を詩に残しています。

▶ グッズ誕生以前——女性は何を使っていたのか

専用のグッズが存在しない時代、女性が代用していたものは多岐にわたります。歴史的文献・絵画・詩などから読み取れる代用品を紹介します。

  • 👆
    指・手(最も原始的かつ普遍的な手段)
    あらゆる時代・文化において最も一般的な方法。古代の医学書でも「指による自己刺激」は記述されており、特別なグッズなしに快楽を得る最も自然な手段として、現代に至るまで最も多く行われている。
  • 🌿
    野菜・果物・自然物
    キュウリ、バナナ、ニンジンなどの野菜類。古代ギリシャの文献でも「オレスボスは野菜や皮革で作られた」とあり、身近な農作物が代用品として使われていたことが確認されている。丸みのある石、流木なども使われた記録がある。
  • 🐚
    貝殻・動物の角・骨
    滑らかに磨かれた貝殻や動物の角は、旧石器時代から使われていたとされる。東南アジアの一部では「ビジュー(宝石)」と呼ばれる磨き上げた石が性的な用途に使われていた記録がある。
  • 🪵
    木材・竹・革
    加工が容易な素材として、丸く削った木材や竹が古代〜中世にかけて多く使われた。日本の江戸時代の春画にも木製のディルドが描かれており、「張形(はりかた)」と呼ばれた。
  • 🫙
    水流・お湯
    川や浴槽での水流を利用する方法は古くから知られており、ローマの公衆浴場でも性的快楽目的での入浴が記録されている。現代のシャワーヘッドに近い感覚で水流を使う習慣の起源は非常に古い。
✅ 人類が性的快楽のために道具や代用品を使ってきた歴史は、少なくとも2万年以上にわたります。「アダルトグッズ」という概念は現代のものですが、その本質は人類最古の欲求のひとつです。

🏯 東洋(日本・中国)のアダルトグッズの歴史

▶ 中国:最古の洗練されたグッズ文化

中国では紀元前2世紀頃(漢代)の墓から翡翠製・象牙製のファルスが出土しており、これが「女性の快楽のための道具」として副葬品に含まれていたことが確認されています。また、中国の「房中術(ぼうちゅうじゅつ)」という性的秘術の文献(紀元前から存在)には、女性の性的快楽を高めるための道具についての記述があります。

唐代(618〜907年)には磁器製のディルドが製造されており、宮廷の女性たちの間で使用されていたとされます。

▶ 日本:江戸時代の「張形(はりかた)」

日本においては、江戸時代(1603〜1868年)が最初の「産業的なアダルトグッズ」の黎明期といえます。「張形(はりかた)」と呼ばれる男性器を模した道具が木材・皮革・べっ甲などで作られ、一部では商業的に販売されていました。

🎨
春画(しゅんが)に描かれた張形
葛飾北斎・喜多川歌麿などの浮世絵師が描いた春画には、張形を使う女性の場面が多数描かれている。当時の日本でこれらの道具が「一般的に存在していた」ことの証拠となっている。
🏪
「道具屋」「小間物屋」で販売
江戸の盛り場では「道具屋」や「小間物屋」(雑貨屋)の一角でひっそりと張形が販売されていた。当時としては半公認の商品であり、特に遊女・花魁の間での使用が多かったとされる。
🪅
素材は木・牛革・べっ甲など
木製(朴の木など)が主流で、高価なものは象牙・べっ甲製も。牛革を縫い合わせて中にぬかを詰めた「革張形」は弾力があり高級品とされた。
📜
「秘具帳」という専門カタログも
江戸後期には「秘具帳」と呼ばれる秘密の商品カタログが存在し、張形を含む性的道具のラインナップが記されていたという記録が残っている。
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🌍 西洋のアダルトグッズの歴史

  • 古代
    ギリシャ
    紀元前600〜400年頃
    オレスボス(ólisbos)の登場
    革・木材・パンなどで作られたファルス型のオレスボスが文献に登場。詩人アリストファネスや哲学者の著作にも言及がある。主にミレトス(現在のトルコ沿岸)産のものが高品質として知られ、「ミレシア(Milesia)」と呼ばれた。オリーブオイルを潤滑剤として使用していた記録も残っている。
  • 15〜17C
    欧州
    1400〜1700年代
    ルネサンス〜バロック期:ガラス・象牙製ディルドの流通
    ヴェネツィアのガラス職人が精巧なガラス製ディルドを制作。イタリアからフランス・スペインに輸出された。17世紀のフランスでは「godemichet(ゴドミッシェ)」の名で知られ、宮廷の女性たちの間で秘密裏に流通。英国に持ち込まれると「風紀を乱す輸入品」として問題になるほど普及した。
  • 1869
    1869年(アメリカ)
    世界初の「電動バイブレーター」の原型——蒸気式マッサージ器の誕生
    アメリカのジョージ・テイラー医師が「蒸気式マッサージ器(Manipulator)」を発明。これは医療用として「ヒステリー」(当時の女性の精神的症状の総称)の治療のために使われた。医師が手で行っていたマッサージ治療(骨盤マッサージ)を機械化したもので、これが電動バイブレーターの直接の原型となる。
  • 1880
    年代
    1880〜1890年代(英国)
    電動バイブレーターの発明——「世界初の電動玩具」
    1883年、英国の医師ジョセフ・モーティマー・グランヴィル(Joseph Mortimer Granville)が電動バイブレーターを発明。当初は筋肉痛・神経痛の医療用マッサージ器として特許取得。その後1890年代に医療用バイブレーターの商業製品化が進み、英国・アメリカで「バイブレーティング・マッサージャー」として売られ始める。
  • 1900
    年代
    1900〜1920年代(アメリカ・英国)
    家庭用電化製品としてのバイブレーター普及
    電力の家庭普及に伴い、バイブレーターが家庭用電化製品カタログに堂々と掲載される。「シアーズ・ローバック」などの通信販売カタログには「家庭用バイブレーター」が健康器具として掲載された。表向きは「頭痛・肩こり・神経症の治療」だったが、性的用途への転用も広まっていた。1920年代、映画でバイブレーターが映されたことでスキャンダルになり、表向きの「医療器具」という建前が崩れ始める。
  • 1960
    年代
    1960〜1970年代(アメリカ)
    性革命とアダルトショップの誕生
    1960年代の「性の革命(Sexual Revolution)」が社会の性に対する意識を大きく変えた。1968年、米国ニューヨークに世界初ともいわれる専門的なセックスショップ「Beate Uhse」(実際にはドイツ発祥・1962年)が登場。アダルトグッズが「医療器具」という建前を脱し、初めて「性的快楽のための商品」として市場に登場した。
  • 1970
    年代
    1974年(アメリカ)
    女性向け専門店の誕生——「Good Vibrations」
    1974年、米国サンフランシスコでジョアニ・ブランク(Joani Blank)が女性向けセックストイ専門店「Good Vibrations」をオープン。それまで男性中心・スケベなイメージだったアダルトショップを「女性が安全・快適に訪れられる空間」として設計。明るく清潔な店内で、女性スタッフが専門知識を持って接客するスタイルは革命的だった。これが「女性専用アダルトグッズ」という市場の誕生とされる。
  • 1984
    1984年(アメリカ)
    「バイブレーター・オブ・ザ・イヤー」誕生——Hitachi Magic Wand
    日立製作所が家庭用マッサージ器として開発した「Hitachi Magic Wand(マジックワンド)」が、アメリカで性的快楽ツールとして爆発的に普及。もともと首・肩マッサージ器として1968年に発売されたが、1980年代にアメリカの女性向けセックス啓発家ベティ・ドッドソンが性的用途での使用を推奨してから需要が急増。現在も「伝説的バイブレーター」として知られる。
  • 1990
    年代
    1990年代(北欧・日本)
    シリコン素材の登場と「Rabbit」バイブの誕生
    1990年代、医療用シリコンがアダルトグッズ素材として採用され始める。1994年、日本の「タイニーラブ」社が開発した「バニー型バイブレーター」が、アメリカのドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(1998年)で紹介されて世界的ブームに。クリトリスと膣を同時刺激するデュアル構造は革命的で、「女性のオーガズム体験」を商品設計の中心に据えた初めての製品とされる。
  • 2000
    年代
    2000年代(デンマーク・世界)
    ラグジュアリーブランド化——LELO・We-Vibeの誕生
    2003年、スウェーデン発の「LELO(レロ)」が創業。デザイン性・素材品質・充電式バッテリーにこだわった高級バイブレーターでラグジュアリーセグメントを確立。2008年にはカナダの「We-Vibe(ウィーバイブ)」がカップル向けウェアラブルバイブを発売し、パートナーとの使用を前提とした市場が拡大した。
  • 2010
    年代
    2010年代(世界・日本)
    「吸引型」クリトリス刺激器の革命——Womanizer誕生
    2014年、ドイツの「Womanizer(ウーマナイザー)」が「Pleasure Air Technology(空気圧刺激技術)」を採用したクリトリス吸引バイブを発売。直接接触せず空気圧で刺激するという全く新しいアプローチが女性の間で大ヒット。同年代に「OhMiBod」など音楽・スマホ連携型、「Lovense(ラブセンス)」など遠隔操作型も登場し、テクノロジーとの融合が本格化した。
  • 2020
    年代
    2020年〜現在
    コロナ禍・フェムテック革命・AIの登場
    2020年のコロナ禍でアダルトグッズのオンライン販売が急増。「フェムテック(FemTech)」という女性の健康・快楽に特化したテクノロジー市場が確立され、アダルトグッズが健康製品として再定義される動きが加速。2023〜2024年にはAI連携・生体センサー搭載型の次世代製品も登場しはじめている。

🇯🇵 日本の女性用アダルトグッズ市場の歴史

日本のアダルトグッズ産業は、独自の発展を遂げてきました。世界的にも「日本製グッズ」は品質・技術力で高い評価を受けています。

年代出来事・特徴代表的商品・メーカー
江戸時代 「張形(はりかた)」が半公認で流通。春画にも登場 木製・牛革製張形
1950〜60年代 戦後復興期。「風俗関連商品」として秘密裏に流通 ゴム製製品が初期に登場
1970年代 電動式バイブレーターの国内製造開始。「電マ(電気マッサージ器)」文化の萌芽 業務用マッサージ器の転用
1980年代 アダルトビデオ(AV)産業の拡大に伴い、グッズ市場も拡大。「ローター」が一般化 ローター型バイブ(ピンクローター等)
1990年代 通信販売カタログが普及。女性が一人で買える環境が整い始める 振動バイブ多様化、吸引型初登場
2000年代 インターネット通販の普及で購入ハードルが大幅低下。SNSクチコミが広まる シリコン製製品が主流に
2010年代 「女性向け」「カップル向け」の明示的な製品開発が加速 USB充電式、防水、静音化が進む
2020年代 フェムテック文脈での普及、SNS・インフルエンサーによる情報発信が一般化 吸引型が急拡大、スマホ連携型登場
📌 日本が世界に誇る「アダルトグッズ先進技術」
  • バニー型(Rabbit型)デュアルバイブの原型は日本のメーカー「タイニーラブ」が1990年代に開発
  • 日本製の電気マッサージ器「ヒタチ(日立)マジックワンド」は世界中で伝説的製品に
  • 繊細な振動パターン制御・静音技術は日本メーカーが世界をリードしている分野
  • 「男性向けが多い」イメージだった日本市場が、2010年代以降は女性向けに急速にシフト

📅 グッズの「種類」はどんな順番で生まれたのか

アダルトグッズは時代とともに、どのような順番で種類が増えていったのでしょうか。主要カテゴリーの登場時期をまとめます。

①ディルド(非電動)
紀元前〜江戸時代
最も歴史が長い。石・木・革・象牙・ガラスなど素材の進化とともに形状が洗練されていった。電動化以前の主力商品。
②電動バイブレーター
1880年代〜
英国の医師グランヴィルが発明した電動マッサージ器が原型。1900年代には家庭用電化製品として普及し始める。
③ローター型
1970年代〜
日本発祥。「ピンクローター」に代表される小型卵型バイブ。日本で独自に発展し、「ローター文化」として定着。
④デュアル型(Rabbit型)
1990年代〜
膣とクリトリスの同時刺激を実現。日本発・アメリカで世界的ヒット。女性のオーガズム研究が商品設計に反映された。
⑤吸引型(サクション)
2014年〜
ドイツ「Womanizer」が発明した空気圧技術。クリトリスに触れずに刺激する革新的アプローチで2010年代後半に爆発普及。
⑥スマホ連携・遠隔型
2010年代〜
Bluetoothアプリ連携で遠隔操作・カスタム振動が可能に。長距離カップル向けや音楽連動型など用途が多様化した。
⑦ウェアラブル型
2008年〜
体内着用したまま日常生活を送れるタイプ。「We-Vibe」が2008年に発売。カップルが二人で使うことを前提にした設計。
⑧乳首専用バイブ
2000年代〜
乳首という「第三の性感帯」に特化した専用設計。吸引・振動のデュアル機能搭載が主流となり、「乳首開発」という概念が普及。
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📈 アダルトグッズ利用者の昔と今——利用者は増えたのか

「タブー」から「セルフケア」へ——意識の大転換

かつて女性がアダルトグッズを使うことは、多くの社会で強くタブー視されていました。特に20世紀初頭までは「ヒステリーの治療」という名目がなければ性的な快楽を追求すること自体が「はしたない」とされていました。

しかし1960〜70年代の性革命・フェミニズムの台頭・女性の性的自律権への関心の高まりを経て、「女性も性的快楽を追求していい」という価値観が少しずつ社会に浸透しました。そして現代では、アダルトグッズは「セルフケア」「フェムテック」「ウェルネス」の文脈で語られるようになっています。

項目1980年代以前2000年代2020年代(現在)
購入場所 秘密の専門店・通販カタログのみ インターネット通販が普及 Amazon・一般通販・SNS経由で手軽に購入
利用者の認識 「恥ずかしいもの」「隠すもの」 「自分だけの秘密」 「セルフケア・ウェルネス」として普通
情報源 専門誌・口コミのみ アダルトサイト・掲示板 SNS・YouTube・インフルエンサーが公開情報発信
日本の利用経験率 極めて低い(推計5%以下) 20〜30%程度 40〜50%(諸調査平均)
所持本数 1本(あれば) 平均1〜2本 平均2〜3本(複数所持が一般化)
カップルでの使用 ほぼなし 一部カップルが実践 カップル向け商品が大幅拡大・普及

▶ 日本における利用者の推移

日本では複数の調査で女性のアダルトグッズ使用経験率が集計されています。正確な全国統計はありませんが、各種アンケート調査を総合すると以下のようなトレンドが見えます。

📈 利用者が増えた理由
  • ネット通販の普及でアダルトショップに行く必要がなくなった
  • SNS・YouTubeでの公開的な情報発信・レビューが増加
  • 「フェムテック」という言葉が女性の性的健康を正当化した
  • 素材・衛生面・デザインが大幅に向上し抵抗感が減少
  • コロナ禍で一人時間が増え、セルフケア意識が高まった
  • 価格帯が下がり入門用商品が手軽に購入できるようになった
📉 まだ残る利用障壁
  • パートナーや家族にバレるのが怖い
  • 社会的タブー感・羞恥心が根強い(特に年代が上がるほど)
  • 品質・安全性の見極めが難しい
  • 正しい知識・使い方の情報がまだ不足している
  • 処分・廃棄方法に困る

▶ 所持本数の変化

かつては「1本持っているかどうか」というレベルでしたが、現代では複数本持つことが一般化しています。「気分・目的によって使い分ける」という感覚で、クローゼットケアのようにグッズを複数本持つ女性が増えています。国内調査では使用経験者の平均所持本数は2〜3本、欧米では3〜5本程度というデータもあります。

🏭 主要メーカー・ブランドの歴史

女性用アダルトグッズ市場を形成してきた代表的なメーカー・ブランドを紹介します。

  • 🇺🇸
    Good Vibrations(1974年・アメリカ)
    女性向けセックスショップの草分け。「女性が安全・快適に買える場所」を初めて作ったパイオニア。現在も女性の性的教育に力を入れる非営利団体的側面を持つ。
  • 🇩🇪
    Beate Uhse(1962年・ドイツ)
    元パイロットのベアテ・ウーゼが設立した世界初の公認アダルト専門チェーン店。「女性が堂々と入れるアダルトショップ」の概念を確立し、現在も欧州最大規模を誇る。
  • 🇸🇪
    LELO(2003年・スウェーデン)
    デザイン性・高品質素材・高価格帯でラグジュアリーセグメントを確立。アダルトグッズを「恥ずかしいもの」から「高級インテリア並みの美しいプロダクト」に変えた。受賞歴多数。
  • 🇩🇪
    Womanizer(2014年・ドイツ)
    空気圧(Pleasure Air)技術でクリトリス刺激に革命をもたらした。2017年にスウェーデンの「SATISFYER(サティスファイアー)」も同技術で参入し、吸引型市場が一気に拡大した。
  • 🇯🇵
    日本の主要メーカー各社
    「いのうえ」「A-ONE」「TMA」「iroha(TENGA)」など。特に2013年に女性向けブランドとして誕生した「iroha」(TENGAグループ)は、洗練されたデザインと素材で女性市場の開拓に大きく貢献した日本のブランド。
  • 🇨🇦
    We-Vibe(2008年・カナダ)
    カップル向けウェアラブルバイブの先駆者。「セックス中に二人で使える」という新しいカテゴリーを作り、スマホアプリ連携・遠隔操作機能を業界に先駆けて実装した。

❓ よくある質問

  • 世界で最初の「電動バイブレーター」はいつ誰が作ったの?
    電動バイブレーターの原型は1869年にアメリカのジョージ・テイラー医師が作った蒸気式マッサージ器で、電動型は1880年代に英国の医師ジョセフ・モーティマー・グランヴィルが発明しました。当初は「ヒステリー治療」の医療器具として開発されたもので、性的快楽目的として公認されたのはずっと後になってからです。
  • 日本のアダルトグッズはいつ頃から存在するの?
    日本では江戸時代(1603〜1868年)に「張形(はりかた)」と呼ばれる木製・革製のグッズが存在し、春画にも描かれています。商業的に電動式グッズが流通し始めたのは1970〜80年代頃からです。
  • 「女性専用」に特化したグッズが作られたのはいつ頃?
    1974年にアメリカで「Good Vibrations」が女性向け専門店をオープンしたのが大きな転換点です。1990年代に日本製の「バニー型(Rabbit型)」バイブが登場してから、女性のオーガズム体験を中心に置いた設計思想が世界に普及しました。現在のように「女性向け」が市場の中心になったのは2010年代以降です。
  • 昔の人は何を代用品として使っていたの?
    歴史的文献から確認されているものとして、指・手、野菜(キュウリ・バナナなど)、磨かれた石や貝殻、木材や竹を削ったもの、動物の角、革製品、水流などがあります。古代ギリシャでは「オレスボス」と呼ばれる革製のグッズもありましたが、普及していたのは一部の層のみでした。
  • 吸引型バイブはいつ誰が発明したの?
    空気圧を使った吸引型クリトリス刺激器を最初に商品化したのは、2014年創業のドイツブランド「Womanizer(ウーマナイザー)」です。「Pleasure Air Technology(プレジャーエア技術)」として特許を取得し、女性向けアダルトグッズに革命をもたらしました。
  • 日本と海外ではどちらがアダルトグッズの歴史が長いの?
    「歴史が長い」という点では東西共に古代から代用品の使用記録があります。ただし「商業的な市場・産業」という観点では、古代ギリシャ〜ローマの「オレスボス」の流通、江戸時代の日本の「張形」販売など、どちらも1000年以上の歴史を持ちます。現代の「電動グッズ産業」は西洋(英国・アメリカ)発祥ですが、製品技術では日本が大きく貢献しています。

📝 まとめ:女性用アダルトグッズの歴史が教えてくれること

タブーを超えた「快楽の追求」は、人類の普遍的な営みだった

女性用アダルトグッズの歴史をたどると、女性が自分の快楽を求めることは決して「現代の特別なこと」ではなく、人類誕生のころから続く普遍的な行為であることがわかります。古代の石製ディルドから、江戸時代の張形、電動バイブレーターの医療器具としての誕生、そして現在のAI・アプリ連携型にいたるまで、道具は変わっても「より気持ちよくなりたい」という欲求は変わりません。

現代においては、フェムテックという文脈の中で女性の性的快楽が「ウェルネス・健康」として正当化され、社会的タブーが急速に薄れつつあります。アダルトグッズを持つことも、使うことも、SNSで語ることも——それは2020年代の女性にとって、もはや「普通のセルフケア」のひとつになりつつあるのです。

✅ 2万8,000年前の石器時代から現代のスマホ連携型まで——女性の快楽を求める歴史は、人類の歴史と共に続いてきた。アダルトグッズは「恥ずかしいもの」ではなく、文化・医学・テクノロジーが交差した人類の産物です。
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※本記事は歴史的・教育的観点からアダルトグッズの歴史を解説したものです。記事内の歴史的記述は文献・学術資料に基づいていますが、古代の資料については研究者間で解釈が異なる場合があります。本記事はアフィリエイトリンクを含む場合があります。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

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ぽんさま
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